FXのとは、外国為替を意味する『Foreign eXchange』の略で、2つの異なる外国通貨の売買行う取引のことです。
FXで取引をするときは、その時の通貨レートをチェックして、その後、その通貨レートの動きが「上がる」か「下がる」かを予想して取引をするのですが、FXで使われる『売り』『買い』とはどういう状態を指すのでしょうか。
目次
FXの「買い(ロング)」とは?
FXの『買い』とは、レートが上がることを予測して外貨を買う、または買いポジションを保有することです。
FXの『買い』を『ロング』とも言います。
安い通貨レートの時に買い、高い通貨レートの時に売ることによって利益を得ようとする取引です。
例)USD/JPYの場合
1ドル100円のときに買って、1ドル110円のときに決済すると10円の利益になります。
予想に反してレートが下がり、1ドル90円のときに決済することになると10円の損失が発生します。
FXの「売り(ショート)」とは?
FXの『売り』とは、レートが下がることを予測して外貨を売る、または売りポジションを保有することです。
FXの『売り』を『ショート』とも言います。
高い通貨レートの時に売り、安い通貨レートの時に買い戻すことによって利益を得ようとする取引です。
例)USD/JPYの場合
1ドル100円のときに売って、1ドル90円のときに買い戻す(決済する)と10円の利益になります。
予想に反してレートが上がり、110円のときに決済することになると10円の損失が発生します。
まだ持っていない通貨を「後で買い戻す契約」をした上で先に売ることで取引が成立します。
“通貨を持っていないのに、どうして売れるの?”と不思議に思ってしまいますが、FXの『売り(ショート)』は、「通貨レートが下がったら利益になり、通貨レートが上がったら損失になる」と覚えておきましょう。