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パクチーに和名・日本名?日本で食べられてた?

パクチー
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「パクチー」タイ語「コリアンダー」英語「シャンツァイ」中国語と言います。

同じ植物ですが、それぞれの国や言語で名前が全然違うんですね。

では、パクチーに和名(日本名)ってあるの?って思ってしまいますよね。

パクチーに和名・日本名?日本で食べられてた?

実は、和名(日本名)もあります。

日本でも「コスイ」胡荽「コニシ」「コエンドロ」など呼ばれていましたが、現在はほとんど使われていません。

鎖国前の時代にポルトガル語 (coentro) から入った古い言葉で「コスイ」胡荽、「コニシ」はコエンドロが用いられる以前の呼称です。

延喜式(えんぎしき)、和名抄などに平安時代の朝廷料理で生魚を食べる際に必ず用いる薬味として記載されています。

延喜式:
平安時代中期に編纂された格式(律令の施行細則)で、三代格式の一つ。905年(延喜5年)、醍醐天皇の命により藤原時平らが編纂を始め、時平の死後は藤原忠平が編纂に当たりました。

『弘仁式』『貞観式』とその後の式を編集し、927年(延長5年)に完成。その後改訂を重ね、967年(康保4年)より施行されました。


和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう):

平安時代中期に作られた辞書。承平年間(931年 – 938年)、勤子内親王の求めに応じて源順(みなもとのしたごう)が編纂しました。略称は和名抄(わみょうしょう)。

調味料や香辛料があまりなかった時代のことを想像すると、魚の生臭さをとり、ちょっとパンチのきいた味にしてくれたのではないでしょうか。

誰でもが手に入れることができたものではない高価なものだったことは確かですね。

パクチーは、中華料理、タイ料理、インド料理、ベトナム料理、メキシコ料理、ポルトガル料理などに広く用いらていますが、香りの強いパクチーが日本料理のほのかな香りと相いれなかったのでしょうか、日本では香辛料として発達してこなかったようですね。

ですが、日本でも一か所だけ、パクチーが栽培されている場所があります!!

八重山列島の与那国島(沖縄県八重山郡与那国町)です。

八重山列島の与那国島で、パクチーはクシティと呼ばれ、和え物等にして食べられています。

第二次世界大戦前に出稼ぎなどで台湾にわたった人が持ち帰ったとされ、島野菜として定着しています。

パクチーに和名・日本名?日本で食べられてた?まとめ

パクチーの和名(日本名)は、「コスイ」、「コニシ」、「コエンドロ」なんですね。

パクチーが、日本でも、しかも平安時代に食べられていたとは、驚きですね。

日本でも、八重山列島の与那国島でパクチーが栽培されている場所があるのは、嬉しいです。

パクチーの和名(日本名)について調べていただけなんだけど、なんかパクチー食べたくなってきました。

あの青々とした色が、いかにも健康に良さそうな感じがします。

平民にもパクチーが気軽に手に届く時代に生まれてよかった!!です。

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